歯の話
2018.09.04
Lロイテリ菌タブレット取り扱い始めました
こんにちは。
ハート歯科クリニックの峯岡です。
9月に入り、涼しくなってきた夜の帰り道の虫の音に秋の訪れを感じる今日この頃です。
少し前にテレビで放送され、話題になっているロイテリ菌ってご存じですか?
私たちヒトの体には、約2kgもの菌が存在しています。
いい影響を与える善玉菌、悪い影響を与える悪玉菌のそれぞれがバランスを取りながら共存しています。
その体内の菌バランスが崩れると、歯周病、発熱、炎症、アレルギーなど様々な不調が現れることが報告されています。
そこで今、投薬治療のみに頼らず、健康を保つ方法として注目を浴びているのがバクテリアセラピー。
バクテリアセラピーとは、優れた善玉菌(プロバイオティクス)によって、体内に存在する悪玉菌と善玉菌のバランスをコントロールする世界最先端の予防医療技術です。
現在、世界63の国と地域の医療機関が導入し、健康維持効果・安全性について高く評価されています。
そして、子どもや高齢者にも副作用がなく、90以上の医療機関でバクテリアセラピーに活用されているのがロイテリ菌なのです。
L(ラクトバチルス)‐ロイテリ菌とは、ヒトの母乳・口腔由来の『乳酸菌』です。
新生児の消化管に最初に定着する菌でもあり、WHOが要求している人間の健康に有益な影響を与えるプロバイオティクスのすべての条件をもっているプロバオイティクス乳酸菌です。
L-ロイテリ菌は
・口腔内、腸管表面への付着力が高い
・抗菌物質(ロイテリン)を産生する
・酸に強く、生きて腸に届く(ほとんどの善玉菌が腸に届くまでに死菌になる)
・副作用がない
という特徴をもっており、L-ロイテリ菌を摂取し続けることでお口の中の善玉菌が増え、お口の中の環境を変えていくことで、むし歯、歯周病の原因菌を減らすことができます。
また全身的には、アレルギー症状の軽減やピロリ菌の減少、便通を整えるなどの作用もあります。
当院ではバイオガイア社の「プロデンティス」を取り扱っています。
お口の中の環境改善やL-ロイテリ菌に興味がある方はお気軽におたずねください。