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2020.05.18
マスクの下は口呼吸?鼻で呼吸できていますか?
こんにちは。ハート歯科クリニックの峯岡です。
新型コロナウイルス感染対策として大切なマスクですが、マスク習慣で口呼吸をする方が増加しており、その健康、美容への悪影響についてのニュースをいくつか耳にしました。
マスクをすると息苦しさからつい口呼吸になりがち。特にこれから暑くなるとよけいに息苦しくなりますよね。
マスクをしていると他人から口元が見えないのでふと気がつくと口がポカンと開いている、なんて思い当たる方もいらっしゃるかもしれません。
その口呼吸が危険。
「口呼吸」のデメリットはまず風邪やウイルスなどの感染症にかかりやすくなることです。
口呼吸では病気の原因となるウイルスをたくさん含んだ外気が、喉の粘膜に直撃することになります。
口からウイルスが入り放題な状態に。
風邪をひきやすく、免疫力も低下してしまいます。
一方、鼻呼吸の場合、鼻から取り込まれたウイルスや細菌入りの外気は、
繊毛に吸着され、鼻水によって外部に排出されます。身体に取り込まれるのを防いでくれるのです!
(ぜんそくや花粉症の方の多くは、口呼吸をしているそうです。)
また、ウイルスや細菌は、乾燥に強く、湿気には弱いという特徴があります。
鼻という空洞内は、加湿されるようにできているため、これらの侵入を抑える効果があります。
他にも口臭、睡眠障害やいびき、むし歯や歯周病の悪化につながる、歯並びや顔の形にも影響するなど口呼吸のデメリットは他にも色々あります。
その口呼吸を治すために有効なのが舌や顔の周りの筋肉(口輪筋)を鍛えることなのです。
口呼吸については昨年の8月25日のブログ「舌トレ」で紹介させていただいてますが口呼吸に有効な「あいうべ体操」をあらためて紹介したいと思います。
あいうべ体操のやり方は、次の4つの動作を順にくり返します。声は出しても出さなくてもかまいません。
(1)「あー」と口を大きく開く
(2)「いー」と口を大きく横に広げる
(3)「うー」と口を強く前に突き出す
(4)「ベー」と舌を突き出して下に伸ばす
(1)~(4)を1セットとし、1日30セットを目安に毎日続けます。
簡単ですよね。
舌にかかわる筋肉や口輪筋を鍛えることで美容への効果も期待できます。
外出自粛で人と話す機会が減っている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
そうすると体の筋肉もですが顔の筋肉も落ちる可能性があります。気持ちもなんとなく暗くなってしまいがちですよね。
私は口を大きく開けたり表情筋を動かすことで気持ちもなんだか明るくなるような気がします。
こんな時だからこそ元気でいたいですね。
みなさんのご健康を心よりお祈りしております。